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2016.12.01
来年の卒業研究に向けて
こんにちは。理学療法学専攻 太田進です。
10月29日(土)の現4年生の卒業研究発表会が終わりました。今年は土曜日に開催したため3年生もすべての発表を聴講することができました。4年生の発表を聞いてどのように感じたでしょうか。
さて、その3年生は既にゼミが決まっており、各ゼミで抄読会を行っています。各自日本語論文2報と、英語論文1報です。私の研究室も7名の新しいゼミ生が加わり、抄読会を行っています。つまり21報の抄録会をします。
私のゼミでは、抄読会の前に、研究論文(原著)とはどのような論文か。論文を読む時のポイント、そして批判的吟味を教えています。学生には、自分で論文を選んでどのような内容か発表をしてくれますが、皆で疑問点や問題点をどんどんと挙げていきます。すると、自分たちが研究をする時にどのような手順で、何に気を付けなければいけないかということが見えてきます。それが、研究デザインを考えることになります。
また、良い論文を読むことが大切と言っています。そのためには、どのような論文が良い論文かが分かることが重要です。いろいろとありますが、一言で言えば、目的に対してまとめで、その答えが書いてあることと伝えてあります。また、国際誌には、インパクトファクターというジャーナルの点数があり、高い点数のジャーナルは掲載されることが難しく、基本的に良質な論文であることも教えています。
昨日は、英語論文の抄録会をしました。トップジャーナルを頑張って読んできます。その準備には、相当の時間を学生がかけていることが良くわかります。そんな抄録会の風景です。来年の卒業研究への第一歩です。