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2014.06.20

中国?台湾留学レポート3(上海?蘇州?杭州)


こんにちは。経営学部で国際ビジネスと留学を担当しています盧聰明です。

1年間(2013年2月~2014年1月)中華人民共和国の青島にある
中国海洋大学へ留学した学生の
マンスリーレポート(留学体験談)を元にシリーズで報告します。
1年間の学生の成長の跡が見えますので、楽しみにしてください。
今回は第3話(近藤敏也の話)です。


2013年7月近藤敏也君のレポートより


今学期が終わり半年間の勉強という学生が、
次々と帰国していくのでとても寂しく思います。
テストが終わってから様々な送別会に呼ばれたので少し疲れました。
友人達とはFacebookを交換したので、今後も連絡を取り合い、
お互いの国へ行くことがあれば、必ず再会するという約束をしました。


今は皆が帰国し淋しい気持ちでいっぱいですが、
次に来る人達とまた友人になるのがとても楽しみです。
今回様々な国の人達と友人となりとても良い刺激を受けました。
韓国、中国、日本でアジア圏の文化は違うようで似ていること。
欧米、西洋の人達の開放的で朗らかな性格など、
今まで自分がいかに狭い視野でものを見ていたか痛感しました。
今回学んだことを活かし、次の学期での友人作りに役立てたいと思います。


今回多くの友人が帰国するなか、
幸いにも最も仲の良い韓国人の友人が、
もう半年海洋大学で勉強すると言っているので、
共に更なる中国語の上達を約束しました。


夏休みに入り、最も仲の良い韓国人の友人と
上海蘇州杭州を巡る旅行に出かけました。


この旅行を通して中国の様々な部分を見ることができました。
普段いる青島との物価の違いを感じました。
特に上海の物価はとても高く日本と同じ、
もしくは日本より高いのではないかという物もたくさん見られました。


中国人の人達に話などを聞いてみると、
一昔前は中国人というだけで特になんの思い入れもなかったそうですが、
現在世界的に見てとても有力な国へと変わったことから、
中国人であるプライド?自信が今の人達にはあるそうです。


しかし、仕事に対する概念は変わってはなく、
数多くの若者がある程度働いてお金が溜まったらその仕事を辞め、
お金を使い果たしたらまた新しい仕事を探す。
という生活の仕方の若者が中国には数多く存在するということを耳にしました。
企業の人材の育成面から考えると手痛いものだと思います。
以前、中国人の友人と遊んでいる際に、友人から、
「日本人は1度職に就いたら定年までずっとその職を続けるって本当か?」
と聞かれたことがあります。
「本当だ」と言ったら、かなり驚いている様子でした。
やはり日本人と中国人では仕事に対する概念、
何に重きを置くのかがかなり違うのだなと感じました。


街中など歩いていると、好き勝手にゴミを捨てたり唾を吐いたりなど、
見ていて気持ちの良いものではないことをよく見ます。
やはりどこか国と国民が一致しないというのは感じます。


またこの旅行でいろいろなことを体験する事ができました。
タクシーの運転手に騙されかけるなど
刺激的なものも沢山ありとても楽しかったです。
僕の顔が典型的な日本人顔らしく、
いろいろ面倒くさいことにしばしば遭遇します。
上海では一本の道を歩くだけで、
6人くらいの中国人に偽物を売りつけられるために囲まれたり、
杭州では日本人というだけで物の値段を吊り上げられたり、
青島では尖閣諸島についてかなり言われたりなど、
なかなかストレスが絶えませんでした。
やはり、人によっては反日なのだなと身をもって感じます。

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