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2014.04.23
当事者の"思い"を知る
こんにちは。作業療法学専攻の大浦智子です。
みなさんは、新たな気持ちで新年度を迎えられたことでしょう。
さて、病気やケガによって、
昨日まで出来ていたことがうまくできなくなったりした時の気持ちというのは、
患者さん(当事者)にしかわからないことがたくさんあります。
作業療法士だけでなく医療従事者は、少しでも患者さんに寄り添い、
気持ちを理解できるように努めています。
先日、ある本(『トラウマティック?ブレイン:
高次脳機能障害と生きる奇跡の医師の物語』橘とも子?著、SCICUS)を読みました。
16歳の時に事故にあい、
「高次脳機能障害&身体障害と共に暮らす」なかで、
医師になり、結婚?出産?育児を経験されてきた方のお話です。
医師の立場からの説明と、当事者の心情が記されており、
私たちの想像をはるかに超えています。
さらに、「障害」と「社会」のあり方について、
いろいろと考える機会を与えていただきました。
あらためて、当事者の"思い"を知る(知ろうとする)ことの大切さを感じました。
医療従事者だけでなく多くの人たちに読んでいただきたい一冊です。