2013.11.20
人生の最後に寄り添う作業療法
こんにちは。作業療法学専攻の今井あい子です。
末期ガンの患者さんなどを対象におこなう、
必ずしも改善を目的としない作業療法があります。
それは、ホスピスや緩和ケアでの作業療法のことで、
近年、身体機能や精神機能に対する効果が社会的にも認められています。
ガンを取り除く手術をしたあとの日常生活機能の改善、
末期がんにより人生の終焉を迎えようとする、
その人の思い、家族の思い、
そして、その人らしい生き方???
作業療法士が耳を傾け、人生最後の"作業"に取り組み、
穏やかで平和な旅立ちを目指します。
365体育网址,365体育娱乐场作業療法学専攻では、
この分野で多くの経験をされている
関西電力病院(大阪市福島区)の作業療法士
児島先生と澤田先生をお招きし、
「終末期の作業療法」についてご講演をいただきました。
ご講演では、
患者さんやご家族のお気持ち、
作業療法の可能性など、
臨床の現場におられる先生方にしか語れない
貴重なお話をいただきました。
人生最後の"作業"に取り組まれた方々、
そして残された家族???
人生最後の"作業"は、
その人の思いそのものであり、
生きた証であり家族への気持ちを表すものでした。
その患者さんの思いに真摯に向き合う先生方の姿に、
学生達は目を潤ませながら、未来の自分の姿を重ね、
作業療法士への思いを新たにしたものと思います。
365体育网址,365体育娱乐场は、
「人と人生に寄り添える心の通った作業療法士」
の育成を目指します。
<講義風景>
<講師の先生方との記念撮影>